<首都圏連続不審死>静かな人、ネットで能弁…木嶋容疑者(毎日新聞)

 首都圏の連続不審死事件で、交際中の男性会社員を殺害したとして1日逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)は周囲から「もの静かな人」とみられていたが、インターネットの世界では能弁だった。捜査関係者によると、結婚紹介サイトなどで知り合った男性数十人とメールを交換、うそのプロフィルや約束を信じた男性たちから計1億円近くが渡っていた。<素敵(すてき)な王子様に出会えることを信じ待ち続けていた>。ブログにそうつづっていた木嶋容疑者。純粋に見える結婚願望すら、虚言だったのだろうか。

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 07年8月、千葉県松戸市でリサイクルショップを営んでいたFさん(当時70歳)が、ショップ内で死亡しているのが見つかった。まじめで倹約家だった彼に“異変”が起きたのは亡くなる2〜3年前だった。仕事仲間の男性が証言する。

 「それまでは電話で年1〜2回話をする程度だったのに、多い時は週2〜3回は電話をしてきて、女の話をするようになった。すごくうれしそうだった」

 男性によると、Fさんは女がインターネット上に<国立音大を首席で卒業し、音楽留学の援助をしてくれる人を探しています>などと書き込んでいたのを見つけ、メールを交換するようになった。女の名は「吉川桜」。Fさんは「桜ちゃんはすごい」「皇族関係だからあまりお話できないんです」と話し、彼女の母親が病気になった時は皇太子妃雅子さまがお見舞いに来たなどと、自分のことのように自慢した。

 捜査関係者によると、Fさんは留学支援などの名目で女に計約7400万円を渡していた。ただ亡くなる2カ月ほど前に男性が会った時は「弁護士に相談する」と半信半疑の様子だった。最近になって女の本名が「木嶋佳苗」だったことを知った男性は振り返る。

 「Fさんは毎日のようにメールをしていたけど、直接会ったのは10回にも満たなかったんじゃないかな」

    ■

 シーズーを飼っていた木嶋容疑者は99年ごろ、愛犬家でつくる「カインド」というサークルを設立した。関係者によると、犬の売買などを巡ってブリーダーらのグループとトラブルになり、お互いのホームページ(HP)に相手を批判する言葉が書き込まれた。当時を知る女性は「カインドのHPに批判を書き込むと、朝でも夜でもすぐ消されてしまう。『木嶋(容疑者)はずっとパソコンの前にいる』とうわさになった」と打ち明ける。

 木嶋容疑者は死亡した大出嘉之さん(当時41歳)ら計6人の男性に対する結婚詐欺、結婚詐欺未遂の罪で起訴された。捜査関係者によると、いずれのケースもインターネットの結婚紹介サイトを通じ知り合い、メールを交換。「料理学校を卒業したらあなたと結婚したい。学費を肩代わりしてほしい」などとうそをついていたという。

 ネット社会に詳しい評論家の荻上チキさんは「出会い系サイトでメールを100人ぐらいに送ると、プロフィルにもよるが、ある程度の返信はある。その人たちとメールでやりとりしているうちに『この人はだまされやすい』『お金を持っていそうだ』と分かることがある」と話す。

 木嶋容疑者に計450万円を渡したという千葉県の男性も、彼女のプロフィルに目を引かれて自分からメールを出した。40代独身。「私もいい年齢になって(結婚に)真剣だった」と打ち明ける彼は、プロフィルの一文をはっきり記憶している。

 <電撃結婚もあるかも>

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<選挙違反>後藤議員の出納責任者に有罪判決 熊本地裁(毎日新聞)

 先の衆院選熊本3区に出馬し、比例復活当選した民主党、後藤英友衆院議員(43)の出納責任者で公職選挙法違反(日当買収)罪に問われた井上広世被告(42)の判決公判が28日、熊本地裁であった。野島秀夫裁判長は「弁護側の主張は事実関係にそぐわず不自然だ」として懲役1年6月、執行猶予5年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。出納責任者は連座制の対象で、井上被告の有罪が確定し連座制が適用されれば後藤議員は失職する。

 判決によると、井上被告は派遣会社社長の冨田忍被告(36)=同罪で公判中=らと共謀し09年8月19日〜9月11日、選挙期間中の運動報酬として派遣社員8人に計約73万円を支払った。

 弁護側は控訴する意向を示した。後藤議員は事務所を通じ「無罪が認められなかったことは遺憾だ。今後は控訴審の推移を見守らせてもらいたい。私自身は国会議員の職責を果たすため、活動を頑張っていく」とのコメントを出した。【遠山和宏】

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 29日午後0時25分ごろ、北海道深川市深川町のJR函館線の踏切で、旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ24号」と大型トラックが衝突した。道警深川署などによると、乗客の男女38人と列車の運転士(52)ら乗員2人、トラック運転手の男性(40)の計41人がけがを負い、病院に搬送された。いずれも命に別条はないという。同署が事故原因を調べている。
 深川署によると、トラックの男性運転手は調べに対し、「雪で見通しが悪く、遮断機に気付くのが遅れた。ブレーキをかけたがスリップし、(遮断機の)バーを折って踏切に入った」などと話しているという。
 衝突で、特急は先頭車両の一部の台車が脱線。けが人のうち、乗客の多くは首や腕などの打撲を負ったという。 

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仲間飛び降り死「ニュース見て怖く」=少年2人出頭、万引き容疑で逮捕−大阪府警(時事通信)

 大阪府東大阪市の万引き事件で警察官に追跡された少年が大阪市の市営住宅から飛び降りて死亡した事故に絡み、大阪府警平野署は26日、万引きしたとして、大阪市の無職少年(18)ら2人を窃盗容疑で逮捕した。同署によると、いずれも容疑を認めているという。
 少年らは同日未明、少年1人の父親に連れられて同署に出頭。「ニュースで友達が亡くなったのを見て怖くなった」と話しているという。3人が出頭したが、1人は関与が薄いとして逮捕されなかった。死亡した少年は逃走車の運転役だった。
 逮捕容疑は25日午前3時40分ごろ、東大阪市若江東町の「ローソン若江東町店」で、計21点、8300円相当の食品や日用品を万引きした疑い。 

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 24日の沖縄県名護市長選で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同市辺野古への移設反対を訴え初当選した稲嶺進氏(64)は25日、同市で記者会見した。稲嶺氏は「手始めに議会と協力して反対決議、あるいは意見書を決議してもらい、しっかりと政府や県に対して市民の意思を伝えたい」と述べた。

 鳩山由紀夫首相が移設先について「ゼロベースで国が結論を出す」と述べたことについては「今回の選挙(結果)は13年前の(移設反対が過半数を占めた)市民投票と同じで、これまで(の市長選)と違う。そのことをしっかりとくみ取っていただきたい」と強調した。

 政府内で同県伊江島や下地島など辺野古以外の県内移設案が浮上していることについては「全国の米軍基地の75%が沖縄に集中する中で、なお県内で普天間の代替施設を確保するのは無理がある」と指摘。さらに、政府内の一部で模索されている、同市辺野古のキャンプ・シュワブ内に統合・移転する陸上案については「陸だから良いということにはならない」と述べ、海上案と同様に反対する姿勢を明らかにした。【阿部周一】

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